菌山街道とは

 2016年秋、菌山街道実行委員会では、尾道松江線沿線の10スポットにご協力頂き、日本きのこマイスター協会共催にて、菌食と健康、森林保護の観点で、初めての広島県から島根県へと繋がる広域きのこイベント【菌山街道】を、10月15日16日に開催しました。

 元々の発案としては、広島県と島根県・瀬戸内海と日本海を繋ぐ中国やまなみ街道・国道・里山沿線が、山の自然を利用しやすい立地であり、秋にきのこをテーマにすることで、山を身近に季節を感じるイベントとなり、各地のスポットをめぐるドライブも楽しんで頂き、菌食を通じて健康への関心を深め、きのこに親しみ、きのこを使った地域活性化にも繋がると考えたからです。

各スポットでのきのこ販売やきのこを食べることにより、その美味しさは勿論の事、健康面における機能性の多様さを知って頂き、森林ときのこの関係を山を歩いて体験し、きのこの種類のみならず地球環境にどう影響しているかを学ぶ機会も作りたいと計画しました。

 二回目となる2017年は、コラボ・タイアップ企画まで入れると、合計16ヶ所のきのこスポットへと拡がり、菌山街道2017【きのこ(菌)を食べる!学ぶ!作る!】を、10月14日15日に開催しました。

 三回目の2018年10月13日14日は、20ヶ所を超えるきのこスポットができ、中でも夜にきのこが楽しめるスポットを設け、プロのきのこ料理を食べながらきのこ話を楽しむ企画は満員御礼、日中の天気にも恵まれどの会場も大変賑わいました。

 昨年四回目となる菌山街道2019は10月12日13日14日の三連休に台風の影響をギリギリ避けて開催でき、更に海にもより一層菌糸が繋がり30ヶ所にも及ぶきのこスポットにご協力頂きました。

 記念すべき五回目となる今年の【菌山街道2020】10月10日11日は、現在新型コロナウイルスの世界的流行により開催できるかどうかの瀬戸際に立たされておりますが、今だからこそ免疫力を高める効果のあるきのこで、人も地域も活性化させる必要性があるのではないかと考え、準備を進めております。

今年も『菌山街道』の名前を定着させ、きのこを通じて菌食と健康、森林体験の観点で、食べる!学ぶ!作る!!楽しみを体験して頂き、菌糸のごとく人と人、人と土地を繋ぎ、広島県と島根県をも越える広域にわたり食と文化・里山振興・地域活性化を目指したいと考えております。

 皆で力を合わせ、きのこで日本を元気にしましょう!!